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小腸全摘のネパール少女 助けを求め来日、東北大で治療
9月中旬、ネパールから1人の少女が両親に伴われ来日した。少女は、現地の医師から死を宣告されていた。
唯一の希望はインターネットで見つけた東北大での治療。しかし、家族には、日本の高額な医療を受けられるほど
金銭の余裕はなかった。それでも「日本に行けば助けてくれる」との一念で渡航してきた。家族に頼られた
医師は少女を助けようと、「基金」を設立し、寄付を募ることにした。
「もう手に負えない。助けることはできない」
ネパールの首都、カトマンズの小児病院。アーバ・ドゥワディちゃん(7)が医師からこう宣告されたのは
8月5日のこと。夏休みを利用し、家族でカトマンズを訪れていたアーバちゃんを襲った激烈な腹痛。
腸捻転を起こし、壊死(えし)していた小腸と右結腸は緊急手術ですべて摘出されていた。
小腸を摘出した場合、患者は口から摂取した食物を消化・吸収できず栄養失調に陥る。通常、残った腸の
機能が回復するまでカテーテルで高カロリー輸液を投与し、場合によっては小腸移植が必要になるが、
ネパールでは無理な治療だった。
「どこか助けてくれる医師はないか」。親類が必死にネット検索をかけた結果、目にとまったのが、
小腸移植の実績を持つ東北大学医学部(仙台市)の小児外科だった。
(以下>>2以降に続く)
MSN産経ニュース(豊吉広英) 2007.10.7 18:54
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
※画像※
ベッドの上に座るアーバ・ドゥワディちゃん。病院では新聞の折り込み広告の食べ物を見るのが
楽しみという=仙台市青葉区の東北大学医学部付属病院(撮影・豊吉広英)
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