07/10/09 04:03:37 KwfTLnNJ0
>>482
今おいくつかわからないけど、小中高生の頃にそういう経験をしておくことは
悪いことではないと思うよ。でもそれは介護の話じゃないのね。
単なる、おじいちゃんの思い出。
実際に今、痴呆の家族を介護している当事者も
98パーセントの罵倒と迷惑行動に傷つきながらも、残り2パーセントの
「この人が正気だった頃」を思い出させてくれるミラクルに助けられてなんとか
持ちこたえているのが現状だ。それがなければ痴呆の家庭介護は難しい。
そういう現状を利用してかどうかわからないが、マスコミってその2%の
ミラクルばかりを強調するんだよね。介護ドキュメントなんかも皆そう。
たしかに2%くらいの感動はある。でも98%の苦しみや悲しみは癒されない。
介護で就職や結婚できない若い人の場合、その傷は精神的なものにとどまらない。
傷が癒されないまま社会全体の活気がどんどん落ちていく。
介護やその手伝いで得られるちょっとした喜びを、国家の介護力低下を
家庭に押し付けるような言説に結び付けちゃダメなんだよ。