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社会の高齢化が進むなか、親に代わって、祖父母の介護に関心を持つ
孫世代がいる。「嫁しゅうとめのような感情的なしこりがない」「親よりも
祖父母の“老い”を冷静に受け止められる」と彼らはいう。孫の活躍で、
家族介護のあり方が変わる可能性はあるのだろうか。
介護サービス事業者「東電パートナーズ」(東京都中央区)で働く介護
福祉士、福住尚将さん(29)が、介護の仕事に本格的に興味を持ったのは
大学生のころ。同居していた祖母が軽い認知症になったのがきっかけだった。
おしゃれでいつもシャンとしていた祖母が、80歳を過ぎて自分のことを父の
名である「テルオ、テルオ」と呼び始め、夜中に起き出しては「スマップが
くるから」と5人分のショウガ焼きを作っていた。
祖母の状態を受け入れられず、オロオロする両親を横目に、養護学校
の教師になりたくて福祉を学んでいた福住さんは、真剣に介護の勉強に
取り組み、認知症の進行を遅らせるための療法を祖母に試すなど、
積極的にかかわった。
「自分が小さい時に、おいしいそうめんを作ってくれたり、デパートに
連れて行ってくれたりした祖母が認知症になり悲しかった。でも父親は、
僕以上に祖母の状態を受容できない。孫である自分の方が冷静に判断
できたし、家族の役に立てたと思う」と振り返る。
(中略)
都内の女性(29)は大学生の時、入退院を繰り返していた末期がんの
祖父を祖母と一緒に介護した。
彼女は「息子である父は、落ちついて自分の父親をみていられない。
母は嫁しゅうとめ、嫁しゅうとの確執があってうまくいかない。祖父母は
私のいうことなら聞いてくれた。孫は親よりもしがらみが少ない分だけ、
割り切って地域の介護サービスを頼んだり、選んだりもできる。孫が
介護にもっと積極的にかかわっていけば、介護のあり方も変わってくる
のかもしれない」と指摘する。
(以下略、全文はソース元でご確認下さい)
ソース(MSN産経ニュース) URLリンク(sankei.jp.msn.com)