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人を笑わせる研究で科学への関心を高めた功績に贈られる「イグ・ノーベル賞」の授賞式が4日、
米マサチューセッツ州のハーバード大学で開かれ、牛フンからバニラ香料成分を抽出した
日本人研究者の山本麻由さん(26)が化学賞を受賞した。
「イグ-」賞(計10部門)は同大のパロディー科学誌が贈呈する恒例イベント。
1991年の創設以来、日本人の受賞は山本さんの研究で12件目。
「牛のフンでバニラ香料…」とアナウンスされてざわめく会場に、山本さんはさっそうと登場。英語で
「サンキュー。想像してください、牛のフンを温めたときのニオイを」などとスピーチ。研究製法をまねて作られた
アイスクリームが壇上の本物のノーベル賞受賞者に振る舞われると、会場から「食べろ!」の大合唱が起き、
大興“フン”に包まれた。
山本さんは国立国際医療センター研究所の元研究員。宮崎大学農学部を卒業後、同研究所に入り
「廃棄するものから有効なものを取り出せないか」と牛フン相手に“フン闘”して、高温高圧で抽出する方法を
研究・開発した。コストは従来のバニラ生成方法の半分。「イメージ的に食物には向かないかも」と
食品以外での利用に取り組むというが、ユニークな視点が実を結んでの受賞にウッシシの笑顔を見せた。
★平和賞“ホモ爆弾”
10部門のうち、平和賞は“ホモ爆弾”の研究・開発に当たった米空軍ライト研究所が受賞した。
被爆した兵士に同性愛の感情が芽生え、無性に愛し合いたくなった末、士気が低下するという生物化学兵器。
平成17年1月、サンケイスポーツはトップニュースで報じ、同年末のサンケイスポーツC級ニュース10傑にもリストアップした。
日本に関連する研究としては、「ネズミは日本語の逆さ言葉とオランダ語の逆さ言葉を区別できない」ことを
発見したバルセロナ大の研究チームに言語学賞が贈られた。
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