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★都内初・引きこもり調査を開始 要因分析、予防対策に
・東京都は2日までに、都内の引きこもりの実態調査に着手した。今年度末をメドに
結果をまとめる。これまで全国レベルの調査はあったが、引きこもりの若者の推計
人数が32万~160万人と幅がある上、都市部のデータが少なかった。大都市での
本格的な調査は初めてといい、都では「都内の引きこもりの実態を解明することで、
対症療法だけでなく予防も含めた対策に生かしたい」としている。
都ではまず、住民基本台帳から無作為抽出した15~34歳の若者3000人を対象に、
生活の実態や自立意識、引きこもりへの共感度などを聞く。
さらに都内の保健所、教育相談センター、医療機関など約600施設に問い合わせて
引きこもりの若者の紹介を受けて、300人を目標に本人への面接を実施する。
家族環境や友人関係、学校に通っていたときの状況などを聞き取る方針。
調査は明星大人文学部の高塚雄介教授に委託、面接にはカウンセリングの訓練を
受けた学生などがあたる。
面接調査の結果をふまえて、引きこもりの要因を分析しパターン化。引きこもりの
芽をつむ方策を探る。
都内には現在、どのくらい引きこもりの若者がいるかの推計もないのが現状。
今回は「自宅以外の生活の場が6カ月以上失われている15~34歳の人」を
「引きこもり」と定義して、人数を推計することにしている。
都青少年・治安対策本部では「対象者を探して面接の了承を得るのが大変。難しい
調査になるが、現状を明らかにしなければ対策も進まないので、できるだけ多くの
データを集めたい」と話している。
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
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