07/09/29 16:17:18 0
・テレビや雑誌、ネットなど、子どもたちの周りには興味本位の性情報がはんらんしている。
未成年が性犯罪の被害者や加害者になってしまうほか、望まない妊娠や中絶も後を絶たない。
特に思春期を迎える子どもたちと「性」について考え、話し合うにはどうしたらいいのか。
学校の性教育に任せるだけでなく、地域ボランティアや親の会が、様々な取り組みを進めている。
子どもからの電話相談「チャイルドライン」を開設している江戸川区のNPO「江戸川子ども
おんぶず」は7月に、中学高校生のための「BOOK CAFE」を初めて開いた。
「性」について書かれた本約40冊を分類し、品評してもらうためだ。狙いは「きちんとした
性情報にふれる機会を作ること」。大半が子どもにかかわる教育関係者や医師、NPOが
監修した書籍で中高生向きだ。
このイベントに参加したのは中学3年生の男女2組と、中学1年生の女の子2人。事務局の
青木沙織さんが見守った。
本は「成長・発達」「性的マイノリティー」「性被害・予防」「ジェンダー」「その他」の五つに
分けられた。中1の2人は「性被害」を担当。2人の評価が最も高かった本は「デートDV
―10代のあなたに贈るDV読本」と、「Say“No!“ “やめて!“といおう」だった。
「多様な『性』がわかる本―性同一性障害・ゲイ・レズビアン」を手にしたのは中3のグループ。
本から引用しながら青木さんが身体的特徴が示す性と脳が認識する性、他者との関係の
中で求める性、の三つが一致しない人がいることを話した。すると子どもたちは意外なほど
自然に「そうなんだ」と受け止めていたという。
電話で寄せられる悩みの上位は、男女とも「性の問題」。だからこそ青木さんは性教育の
重要さを痛感している。
同NPO代表の大河内秀人さんは「周囲の大人が性の悩みにきちんと向き合わないから、
子どもは商業ベースの情報に飛びつくのではないか」と話す。今後もこのような会を開き
ながら、子どもたちと一緒に性を考えていく予定だ。(>>2-10につづく)
URLリンク(mytown.asahi.com)
※前:スレリンク(newsplus板)