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神戸・高3自殺、保護者説明会でいじめ防止策を報告
神戸市須磨区の私立高校で、自殺した同校3年の男子生徒(当時18歳)が同級生らから金を
要求されるなどしていた事件で、同校は28日夜、保護者説明会を開いた。運営する学校法人の
理事長が謝罪、校長がいじめの存在を認めた調査結果や防止策を報告した。保護者からは、
教師が気づかなかったことや、当初「いじめはなかった」とした調査の甘さへの批判が相次ぎ、
説明会は4時間以上に及んだ。
同校では同日午後5時から、校長らが、保護者約1000人に説明。同7時までの予定だったが、
質疑応答を含め、終了したのは同9時20分過ぎだった。
校長が、同級生の3分の1が、「いじめがあった」とアンケートに回答したことなどからいじめを
認定したと説明。気づかなかったことについては、「メールやインターネットを使ったもので、把握が
困難だった」などと釈明した。
出席した3年生の母親は「説明が遅すぎるうえ、全然内容がない。自殺者と逮捕者を出した
責任の重大さを認識しているのか」と怒りをあらわにした。
(2007年9月29日 読売新聞)
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