07/09/28 11:35:30 0
蚊が媒介する日本脳炎に人が感染する危険は、近隣に豚がいるなどの「要注意」とされる
環境でなくても依然かなりあることが、山口大の前田健・准教授(獣医微生物学)らの調査
で27日までに分かった。
人の近くで暮らしているため、こうした危険の評価に適すると考えられる飼い犬を調べた
ところ、蚊に刺されることが少ないはずの室内犬の約1割から、感染歴を示す抗体が検出
された。犬の体内でウイルスは増えないため、犬から人に感染する恐れはない。
日本脳炎ワクチンの定期接種は、副作用を理由に2005年から事実上中断、新ワクチンの
登場も遅れているため、免疫がない子どもが増加中。専門家からは影響を心配する声も
出ている。
前田さんらは、05-06年に山口県周辺の動物病院にかかった飼い犬計100匹の血液を
調べ、17匹(17%)から日本脳炎ウイルスへの抗体を見つけた。
前田さんは「室内犬にも抗体があるということは、人への感染機会は依然多いとみられる。
安全なワクチンの開発を急ぐべきだ」と話している。
URLリンク(www.minato-yamaguchi.co.jp)