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妊婦救急搬送 『拒否5回以上』192件 04-06年 『1回以上』は2940件
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)
妊婦の救急受け入れが困難になっている問題で、2004-06年の3年間に救急隊が搬送しようとして
医療機関に5回以上断られたケースが17府県で192件、うち10回以上断られたケースは7県で26件あったことが
27日、共同通信のまとめで分かった。1回以上断られたケースは、これらを含め28府県で2940件。
拒否の理由には「処置困難」のほか「専門外」や「医師不在」が目立ち、産科医不足の深刻さを裏付けた。
総務省消防庁は奈良県で受け入れを次々と断られた妊婦が死産した問題を受け、都道府県を通じて全国調査を実施しており、
近く公表予定の集計で件数がさらに増えることは確実だ。
共同通信の同日までの全都道府県への取材に対し、28府県が件数などを公表した。
それによると、妊婦の受け入れ要請が1回でも拒否されたケースはいずれの自治体でも発生。
うち拒否が5回以上あったケースは大阪府が58件、千葉、奈良県が各29件、茨城県が27件、宮城県が19件などと多かった。
大阪府の58件中6件は拒否が10回以上で、うち1件は20回以上断られていた。千葉県で8件、宮城県で4件は拒否が10回以上だった。
10回以上の拒否は、ほかに茨城、埼玉、奈良、福岡県でも各2回あった。
拒否の理由は、容体が重いなど「処置困難」が662件で最多。当直の産科医がいないなど「専門外」570件、
「医師不在」429件、「手術・患者対応中」396件、「ベッド満床」245件。「初診(妊婦にかかりつけ医がいない)」も142件あった。
受け入れ先が決まらないなど、何らかの理由で救急隊が現場に到着してから出発までに2時間以上かかったケースが
大阪府、奈良県で各2件、福島県で1件あった。