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搬送件数の20%、1回以上断られる…県調査
「医師専門外」理由が最多
奈良県橿原市の妊婦搬送問題を受け、総務省消防庁が全国の各都道府県に依頼した04~06年の
産科・周産期妊婦の救急搬送の実態調査について、県は26日、県内分の調査結果を発表した。
産科・周産期妊婦の搬送件数1626件のうち、333件(20・5%)は、少なくとも1回は
病院から受け入れを断られていた。
5回以上が29件、最高は11回で、消防が覚知してから医療機関へ搬送するまで1時間19分かかっていた。
県が消防庁からの依頼を受け、13消防局・本部と消防を常備していない2村に対して調査した。
受け入れを断られた延べ件数は2004年が217件、05年が227件、06年が234件となり、
年々増加傾向。理由が判明したのは、3年間で195件で、医師の「専門外」が55件で最多。
「医師不在」と、医師が「手術、患者対応中」がいずれも50件。
ハイリスク妊婦など「処置困難」が18件、
今回、問題視された「かかりつけ医がいない」と「ベッド満床」は11件ずつだった。
「理由不明及びその他」が113件。集計不能や記録なしも、370件に上り、
消防隊員が理由を聞く時間を惜しんで、次々と連絡を取っていた様子が浮かび上がった。
また、消防が現場に到着後、受け入れ先病院を見つけるまでに要した時間は、
30分以上60分未満が111件、1時間以上2時間未満が7件、2時間以上が2件だった。
(2007年9月27日 読売新聞)
URLリンク(osaka.yomiuri.co.jp)
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