07/09/27 12:14:55 IUbTknGs0
学校長や教頭の辞任を迫る書き込みが目立つが、俺は少し異なった視点から考えてみたい。
校訓を力強い筆跡でしたためた額縁を何度も見上げて、ため息をつきながら校長だって
長いこと悩んだだろう、俺はそう思う。管理職である前に一教師である自分に戻って、
もし、自分が担任であったら、果たしていじめを未然に防止することができただろうか、と。
教育理念として掲げた「至誠一貫」、そして「質実剛健」の気風を受け継ぐ人材の育成が
頭の中をめぐったんじゃないだろうか。加害生徒の犯した卑劣な行為は、決して許されることではない。
もちろんそれは確かだろう。そして、世間の批判に晒される彼らを自業自得と突き放すことも簡単だ。
しかし、それでいいのだろうか?彼らを見放す自分は「雄大寛厚」の精神を忘れてはいないか。
ねっから悪い人間に生まれつく子どもはいない。「悪人正機説」に立ち、彼らに再起のチャンスを与えて
よき社会の一員に育て直すことが本当の教育ではないのか。そんな真意を秘めた対応であるような気がする。