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表参道土地詐欺未遂 売買難色で犯行か 地上げ停滞恐れ委任状偽造
東京・表参道の土地建物取引をめぐり、フリージャーナリストの二瓶絵夢容疑者(31)らが
地権者の委任状を偽造して金をだまし取ろうとした詐欺未遂事件で、二瓶容疑者らが犯行直前、
地権者の周辺関係者に土地建物の一括購入を実際に打診したが、難色を示されていたことが
27日、関係者の話で分かった。二瓶容疑者らは、この取引が進まないことで表参道周辺で
進めていた地上げ全体が停滞するのを恐れ、委任状を偽造して犯行に及んだとみられる。
これまでの東京地検特捜部の調べによると、二瓶容疑者ら4人は共謀して、東京都渋谷区
神宮前の土地建物について、女性地権者名義の売買交渉の委任状などを偽造。平成18年
10月から12月ごろにかけ、購入を希望していた不動産投資ファンド社長に偽造委任状を
見せた上、「地権者の移転費用などに必要」として、土地買い取り価格の10%に当たる
11億円を内金としてだまし取ろうとした疑いが持たれている。
関係者によると、二瓶容疑者らは平成18年秋、表参道一帯の複数の地権者に対して地上げ
交渉を行う一環で、大口の不動産を所有するこの女性地権者の周辺関係者に土地・建物の
一括購入を打診した。しかし、この関係者から「売却は難しいだろう」との考えを示されたという。
しかし、この女性地権者に売却を断られた場合、大規模な不動産の地上げが頓挫するうえ、
近隣地の地上げまで暗礁に乗り上げる可能性もあることから、二瓶容疑者らは委任状などを
偽造して、売却の委託を受けているように装ったとみられる。
また、ファンド社長側との一連の交渉は主に元国会議員秘書の市川和久容疑者(45)が務め、
不動産会社社長の宮沢義隆容疑者(59)が地権者の親族になりすまし、社長を信頼させていた
ことも判明した。
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