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親方がビール瓶で頭殴る…17歳力士死亡は暴行死
今年6月、大相撲時津風部屋の17歳の力士が稽古（けいこ）中に死亡しました。当初は事故とみられていましたが、
実は親方や兄弟子らから暴行を受けていたことが明らかになり、警察が捜査に乗り出しました。
まだあどけなさが残る17歳の少年。今年6月26日、名古屋場所を目前に愛知県犬山市で稽古中に急死した時津風部屋の時太山、本名・斉藤俊さんです。
時津風親方（6月28日）：「確かに稽古なので、どんと押されてぶつかるし、下に落ちたりする、正直。大事な子供を死なせることはしませんよ、正直言って」
死因は当初、急性心不全とされました。
斉藤俊さんの父親（6月28日）：「『稽古が段々、厳しくなってきた』と聞いていた。（遺体の）顔を見たら震えが止まらなかった」、
「17歳の子供が、ボロボロになって帰ってくるのが通常のけいこなのか」
司法解剖されずに自宅に運ばれた遺体には、額や耳の裂けた傷、全身のあざなど不審な点が多くありました。
斉藤さんが急死してから、26日でちょうど3カ月。警察は、親方や兄弟子らに任意の事情聴取を進めてきました。その中で、
時津風親方らは、斉藤さんが死亡した前日の25日にビール瓶で斉藤さんの額を殴ったことを認めました。また、翌26日には、
兄弟子ら数人が樫（かし）の木のような硬い木の棒切れで、暴行を加えたということです。
相撲界では、新入りの力士に厳しい稽古をつける「可愛がり」というものがありますが、警察は今回、可愛がりがいき過ぎたとみています。
警察は、解剖の鑑定書を入手次第、傷害と傷害致死の容疑に分けて立件する方針です
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