07/09/26 14:16:29 0 BE:874843597-2BP(7456)
鹿屋市の国立ハンセン病療養所星塚敬愛園(有川勲園長)が標本として保管していた
身元不明の胎児6体について、親子関係確認のため入所者9人を対象に行ったDNA
鑑定は判定不能の結果だったことが、25日分かった。9人はこれ以上の鑑定を断念。
園と入所者自治会は26日関係者で納棺と献花、27日に一般参列も含め葬儀・告別式を行う。
園によると、DNA鑑定は、2006年末までに鑑定を受けた入所者11人のうち、
再鑑定希望者を対象に、今年5-8月、長崎、信州両大学で実施。胎児6体とも両大学に
持ち込んでサンプルを採取したが、ホルマリンに長期間入れられたためDNAの損傷が激しく、
親子関係は判定できなかったという。
園は9月初旬に、9人と自治会に結果を通知して意見を聞いたが、ともに「判定できなかった
ことは残念だが、全国有数の施設で鑑定が不可能な以上、なるべく早く弔ってあげたい」として、
葬儀開催に同意した。
自治会長の岩川洋一郎さん(70)は「問題を風化させてはならず、国の政策でハンセン病の
こんな悲しい歴史があったということを世に訴え続けなければならない」と話した。園と自治会は
今後、これまでに標本として見つかった胎児の合同慰霊祭も開きたいとしている。
27日の告別式は、午前8時半から、無宗教の献花の形で同園宗教会館で開かれる。
全国の国立ハンセン病施設では、これまでに胎児標本が118体見つかっている。星塚敬愛園は
20体で、うち14体は既に火葬されるなどしており、葬儀や慰霊が行われていないのは、全国でも
この6体だけだった。
ソース URLリンク(373news.com)