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★中学校長「給食費未納」なぜ起きた?
・東京都新宿区の区立中学校の校長が給食費を支払っていなかった問題で、区教育委員会は
校長らを教育長による厳重注意処分とする方針を固めた。校長の人事権を持つ都教育委員会が
区教委から事故報告を受け、処分を検討することになるが、前代未聞の不祥事に対する判断が
注目されている。校長の給食費未納はなぜ起きたのか-。
区教委によると、問題の中学校では平成16年4月から今年7月まで、校長のべ2人が、
事前に味見や毒味をする「検食」として給食を食べながら給食費計17万円を払っていなかった。
担当事務職員が「検食は公費負担」と誤って校長に“進言”したのが発端だった。
新宿区の支出基準には当時、「展示保存検食用食材は公費負担」とする文言があった。
具体的には(1)調理前の食材(2)調理後の展示用給食(3)調理後の保存用給食-の3食分を
意味していたが、事務職員は「検食」もこれに含まれると勘違いし、校長はこの解釈をうのみにした。
しかし、学校関係者の間で「教職員の給食は自費負担」は疑う余地のない常識で、区教委も
同様の指導をしていた。ある県教委の職員は「県内の学校を訪問して公務で給食を食べても、
その給食費を払う」と話した。
事務職員の勘違いに気付くチャンスは、少なくとも3回あった。
まず初めに、未納を最初に始めた校長は前任と後任の学校で、次の校長も前任校で、
校長として給食費を払っている。2人はこの矛盾に気付くべきだったが、放置した。
次に、区教委は昨年度から、支出基準の誤解を避けるため「展示保存検食用食材は
公費負担」という文言から「検食」の2文字を削除した。各校に通知したが、問題の中学は
気付かなかった。
最後に、区教委が今年4月に実施した給食費納入状況に関するアンケートに対し、きちんと
調べず、校長の欄に「未納なし」「(支払い方法は)口座振込」と回答した。校長から記入を
任された担当者は「口頭で校長に確認しただけで納入リストや担当職員に確認しなかった」。
校長は「回答内容をよく見なかった」と説明したという。(>>2-10につづく)
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