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2007/09/25-12:32 宇宙空間でサルモネラ菌の毒性が急増＝スペースシャトルの実験
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【ワシントン２４日ＡＦＰ＝時事】米スペースシャトルで宇宙に打ち上げられて
地球に戻ったサルモネラ菌は地上のそれよりも毒性が一層強まり
危険になったことが微生物学者の研究で分かった。
（写真は、打ち上げられる米スペースシャトル「アトランティス」＝２００７年６月撮影）
米アリゾナ州立大学の微生物学者たちは、宇宙空間での病原菌への影響を調べるため、
食中毒などを引き起こすサルモネラ菌のサンプルを２００６年９月に打ち上げられた
スペースシャトル「アトランティス」に積み込んだ。その結果、
サルモネラ菌の遺伝子の一部の配列に変化が生じたという。
学者たちがネズミを使って実験した結果、宇宙に送られたサルモネラ菌は
地上で培養されたものに比べて約３倍、毒性が強くなった。
地球培養のサルモネラ菌を与えたネズミは３週間後に４０％が生存していたが、
宇宙旅行を経たサルモネラ菌を与えられたネズミの生存率はわずか１０％だった。
研究に当たった微生物学者は、この研究結果はサルモネラや他の
病原菌への理解を前進させ、新たな治療法の促進に寄与するものだと語っている。
〔ＡＦＰ＝時事〕
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