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名古屋市の路上で女性が拉致・殺害された事件が発生して一カ月近くたつ。同
事件はインターネット上の「闇サイト」で知り合った男三人が「金を奪うなら
弱い女性がいい」と、見ず知らずの女性を拉致し殺害するという、特異な「無
差別殺人」事件だった。有害サイトが凶悪犯罪を招く発端となっていることも
国民に衝撃を与えた。
だが、いまだ抜本的な対策の手が打たれないままだ。このまま野放しにすれば
第二、第三の凶悪事件が起こりかねない。
取り締まる態勢が欠落
名古屋市千種区の契約社員、磯谷利恵さん(31)が自宅近くの路上で三人組
の男に拉致されたのは八月二十四日夜のことだ。犯人の朝日新聞拡張員らはネ
ットの闇サイト「闇の職業安定所」で仲間を募り、通り魔のように一面識もな
い女性を拉致、殺害して遺体を山林に遺棄した。
身の毛のよだつ凶悪犯罪だ。この事件の最大の問題は、名前も顔も知らずとも
ネットで簡単に凶悪犯グループをつくっていたことだ。グループの一人が自首
して事件が明るみになったが、それがなければ「完全犯罪」になりかねなかっ
た。ネットの「負」の恐ろしさを見せ付けた。
だが、今もネット上には「闇の職安」や「裏の求人情報」といった闇サイトが
徘徊している。そこには殺人や誘拐請負などの有害情報が「殺○、誘○」など
の巧妙な表現で温存されている。これらは携帯電話から簡単にアクセスできる。
「闇」が身近に迫っている。
闇サイトにまつわる凶悪事件は、今回が初めてではない。二年前には東京消防
庁の女性職員が闇サイトにアクセスし不倫相手の妻の殺害を依頼した事件があ
った。ひったくりの共犯者を募っていた少年や、自殺サイトで知り合った男女
三人を殺害した男もいた。
(>>2に続きます)
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