07/09/24 08:49:23 moeQ3HKR0
私の母は昔から体が弱くて、それが理由かは知らないが、
母の作る弁当はお世辞にも華やかとは言えないほど質素で見映えの悪い物ばかりだった。
ある朝母が嬉しそうに「今日は〇〇の大好きな海老入れといたよ」と私に言ってきた。
私は生返事でそのまま学校へ行き、こっそり中身を確認した。
すると中には海老ではない、とても食べられないものが入っていた。
いじめグループのボス格が、お前の弁当不味そうだからいれかえてやったぜwww
といってきた。
家に帰ると母は私に「今日の弁当美味しかった?」としつこく尋ねてきた。
私は母に「うん、おいしかったよ」と言った。
それから半日後、私は死んだ。私の知らない病気だった。
私の遺品を整理していたら、弁当箱が出てきた。
中を見ると弁当には自分が入れたものではない、別のものが入っていた。
母の目から涙がこぼれた