07/09/23 20:15:33 0
・23日の自民党総裁選では、141票の地方票の行方も大きな焦点となった。
福田康夫・元官房長官が76票(53・9%)を獲得して麻生太郎幹事長の65票(46・1%)を
上回ったが、大きな差はつかず、麻生氏の健闘の一因となった。全党員による投票を実施した
35都道府県連の党員票の合計は、麻生氏がわずかに福田氏を上回っており、組織ごとの
決定方法の違いが福田氏には有利に働いた。
都道府県別では、福田氏が上位だったのは26道府県、麻生氏は21都府県だった。
党員投票を実施した35都道府県に限ると、党員票の合計は、麻生氏が25万3692票(50・3%)
で、福田氏の25万613票(49・7%)をわずかに上回った。ただ、勝敗は福田氏が18勝、麻生氏が
17勝だった。
この35都道府県連で福田氏が獲得した票数は54票、麻生氏は51票だった。上位が3票を
総取りする配分方式をとったのは11都県連だけだったが、仮にすべてが総取り方式を採用した
としても、両氏が得た票数は同じだったことになる。
福田氏は、幹部の協議や支部長らに限った投票などで投票先を決めた、残りの12県連で8勝した。
特に広島、沖縄では、支部長らの投票結果に基づいてドント式で配分したにもかかわらず、3票を
総取りした。
これに対し、麻生氏は12県連で4勝しかできず、これが最終的な票数の差につながった。
地域別に見ると、福田氏は中国地方で5戦全勝、北陸信越地方で4勝1敗と麻生氏に大差をつけ、
他の地方でも着実に票を集めた。対する麻生氏は、地元の九州で5勝3敗、四国で3勝1敗、
東北でも4勝2敗と勝ち越した。同時に、東京、神奈川、千葉や大阪、愛知を制するなど、都市部で
強かった。
両氏の得票率の差が最も大きかったのは佐賀で、麻生氏が72・0%、福田氏が28・0%と倍
以上の差を付けた。福田氏が麻生氏を得票率で最も引き離したのは石川で、福田氏の65・2%に
対し、麻生氏は34・8%だった。(一部略)
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