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・週末の昼下がり。東京都内の繁華街で、ぐっすりと眠る猫の親子。そのかわいさに写真を
撮る人で人だかりができる。そんな様子を何人かがインターネットの日記に書き込んだ
ところ、共通点を見つけた人がいる。「場所も日時も違うのに、同じ猫では?」。
いま、愛猫家たちの間で話題になっている。
猫画家の中島祥子さん(52)は2日午後2時ごろ、銀座3丁目で、この猫に遭遇した。地下鉄
出口の看板の上に、黒っぽいしま模様の親子が眠っている。周りは携帯電話のカメラで
撮影する人たちであふれていた。猫の下には緑色のタオル、首には青い首輪。周囲に
飼い主らしき人は見あたらなかった。
中島さんは前日、たまたま会員制サイトで、池袋の店舗の看板の上で「眠る猫の親子」に
ついての目撃談を読んでいた。すぐに自分の目撃談を書き込み、友人がこの「眠る猫」を
ネットで検索してくれた。集まった約10本の日記には、同じ黒いしまの猫が写っていた。
ほとんどが8~9月の休日で、場所は銀座、池袋、吉祥寺とバラバラだった。
杉並区に住む会社員の女性(34)は8日、武蔵野市の吉祥寺駅近くの商店街で目撃した。
高さ120センチほどのくるくる回る店舗の看板の上で眠っていた。やはり人だかりができており、
この女性も写真に収め、自身のブログに書いた。「犬派の私もつい癒やされてしまいました」
この不思議な猫はどこから来るのか―。そんな好奇心の一方で、あちこちの看板の上に
現れる不自然さを指摘する愛猫家もいる。
吉祥寺で目撃した女性も「子猫がどうやって看板に上ったのか。人ごみの中でなぜ驚か
ないのか。今思うと不思議だった」。
飼い主が連れて来て看板の上に置いているとみられるが、愛猫家が集まるサイトでは、
人が集まっても眠り続けるのはおかしいとの声も寄せられている。(一部略)
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※画像:URLリンク(www.asahi.com)
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