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米テレビ放送網のABCとNBCは、インターネットでの番組提供を拡大し、
さまざまな時間の使い方をしている視聴者を引き寄せる戦略を加速する。
Walt Disney傘下のABC TV Groupは昨年、大手放送局としては初めて
自社のサイトで人気番組を無料放送。
9月20日には、他社のWebサイトとして初めてTime WarnerのAOLで番組を提供すると発表した。
これに先立ちGeneral Electric傘下のテレビ局NBCは19日、
人気番組を無料でダウンロード提供し、ネット向けに2本のオリジナルシリーズを制作する計画を発表した。
NBCとNews Corp.が計画しているオンラインビデオの合弁事業Huluも含め、
こうした動きは、今や放送局ではなくコンシューマーが、
番組スケジュールの決定権を握るようになったことを認める動きのようだ。
CBSを含む米テレビ大手3社は、自社サイトで試験的に番組の無料放送を行って、自信を強めた。
各社によれば、この試験提供は、視聴者を減らすどころか従来型のテレビ視聴を押し上げる一助となった。
Forrester Researchのアナリスト、ジェームズ・マキビー氏は言う。
「テレビ局側は視聴者がまだ番組を見たがっていることが分かって困惑し、
先を争ってどこに番組を置いたら見てもらえるかを模索し始めた」
マキビー氏によると、番組がテレビで放映された直後にインターネットで無料放送することにより、
従来型のテレビ視聴を伸ばすことができたのは、過去10年でほとんど初めてといえる朗報だった。
大手テレビ放送局の視聴者はこれまで、CATV、インターネット、ゲームなど
さまざまな方面から侵食される一方だった。
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