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テロ対策特別措置法の補給対象となるアフガニスタン周辺の対テロ作戦だけでなく対象外の対イラク
作戦にも従事していた米軍艦船が、海上自衛隊の補給艦からインド洋で直接、補給を受けていたことが、
この艦船の当時の艦長の証言でわかった。同じ艦船が複数の作戦にかかわることは米軍の運用上、
かねて指摘されており、「対テロ」目的に限定して補給しているとする日本政府の説明と実態が食い違って
いることを示している。
ペルシャ湾に展開する米空母エンタープライズのロナルド・ホートン艦長(47)がこのほど艦上で、
朝日新聞記者のインタビューに応じた。ホートン艦長によると、艦長は05年当時、佐世保基地に所属する
米軍揚陸艦ジュノーの艦長としてペルシャ湾周辺に展開。「当時は、いまよりも頻繁に海自の補給艦から
給油を受けた。日本の貢献は絶大だった」と述べた。
艦長の説明や米海軍の資料によると、ジュノーは05年当時、イラクの自由作戦(OIF)の一環として、
沖縄に駐留する海兵隊をイラク国内に投入するためペルシャ湾北部に派遣。この間、インド洋のアデン湾
などで海自の補給艦から3回にわたって燃料、食料の補給を受けたという。
ジュノーは同時に、米国主導で01年10月に始まった対テロ戦争「不朽の自由作戦(OEF)」として、
テロ組織のメンバーや武器の移動を阻止する「海上阻止活動」にも組み込まれていた。
作戦の時期が明確に区別されない限り、海自から補給された燃料がどの作戦に消費されたかを特定
するのは困難とみられる。
>>2につづく
※作戦海域図
URLリンク(www.asahi.com)
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