07/09/21 22:13:22 ia4hnCaS0
高校のとき俺の所でもいじめはあった。Ａに対するふざけがだんだんエスカレートしてイジメに発展した。
あるときイジメ側のリーダー格ＢがＡの弁当を手に取りぶんぶん回していた。そのうちに包みがほどけ飛んでいった。
床に撒き散らしてしまい「あ～あ」という何人もの声。わびるかと思ったらげらげら笑い出す始末。
正直俺、これまでＡをかばうわけでもなくＢのグループとつるんでるわけでもなく傍観していた。もっとも卑怯だったかもしれない。
ただ、さすがに家の人が作ったものをそんな風にするのだけはどうしても許せず
不意にＢをぶん殴ってしまった。騒然となったが先生が来そうだったのでその場は収まった。
でも、その後俺と口をきく奴はいなくなった。ターゲットが俺になったのだ。Ａほどひどい目にはあわなかったが。
悲しいというか一番あきれ果てたのはＡもＢと混じって俺を馬鹿にし始めたことだった。
時期が高3半ばだったんで大きいことになる前に卒業式を迎えた。そして2年が経った。
体格がよく自衛隊に入隊したＢであったが帰省中だか除隊後だか解らないが肺炎でなくなった。
そんな、肺炎なんかで！！と耳を疑った。
当時の学級代表が葬式の日の連絡を電話でして来た。・・・迷った。
その日は付き合っていた彼女とはじめて泊りで旅行だったのだ。
・・・俺は葬式には行かなかった。根に持っていたわけでもなかった。ただどうでもいい人になっていたのだ。
そしてそのときの彼女は俺の妻となった。俺の選択は間違っていなかったと思う。
俺は、未だにＢの墓に行ったことがない。