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・PS3が任天堂「Wii」の後塵を拝している現状に、SCE取締役を退任した“プレステの父”
こと久多良木健名誉会長は何を思うのか。東京ゲームショウの会場で直撃した。
昨年のゲームショウの基調講演で、CEOの久多良木氏が「PS3は単なるゲーム機では
ない」と壮大な将来像を語った。
1年後、基調講演の壇上にいたのは平井一夫社長兼グループCEO(46)。
客席の久多良木氏を前に「PS3の立ち上がりは一気呵成には行かなかった」と不振を認め
「ゲーム機という原点に戻る」と繰り返した。
スーパーコンピューター並みの高機能を目玉に昨年11月に発売したPS3だが、価格の
高さもあって今年8月時点の累計販売台数は500万台超。高機能を追わず低価格を実現
したWiiは1000万台を突破した。
この現実について久多良木氏に聞くと、「ハードルを高く上げないと時代が進まない。PSも
PS2も最初は同じように批判された。価格が下がってソフトが揃えば売れる」と強気を崩さなかった。
久多良木氏がソニー本体の副社長当時に巨額の投資を行って開発した半導体「セル」は
PS3の基幹部品として使われているが、薄型テレビなど家電にもセルを組み込むという
“久多良木構想”は実現せず、ソニーはセルの生産設備を東芝に売却する計画だ。
技術者出身の久多良木氏は、「少し先を行き過ぎたかもしれない」とする一方で、「日本の
電機メーカーは進化が止まっている印象がある。グーグルやマイクロソフトなどパソコンの
世界も同じだ」といらだちを見せた。
その背景について「投資ファンドが常にエグジット(資金回収)を求め、利益の伸びが少し鈍ると
株は売り浴びせられ、『2ちゃんねる』でたたかれる。やりたいことができない」という現実が
あると指摘、「若い人も株式公開など小さなサクセスで満足してしまう」と苦言を呈した。
SCEとのかかわりは「ファーザーの立場」という久多良木氏。ネットワーク分野での新事業に
意欲を見せている。再び時代を進化させる日は来るか。(一部略)
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