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・ダブダブのズボンをズリ下げ、下着を見せて街中を闊歩する若者のファッション、「腰パン」に
対し、流行の本場、米国で待ったがかかりだした。「公然わいせつ」などを理由とし禁固刑をも
科す規制条例が、一部地方で施行されたのを機に、ジワリ広がる気配をみせている。
個性の尊重か公序良俗か、ルーツは黒人だけに、人種問題とも相まって論議を呼んでいる。
パリ発行の国際紙、インターナショナル・ヘラルド・トリビューンによると、米南部ルイジアナ州の
デルカンバーでこの6月、最高で罰金500ドル、禁固6月を伴う腰パン禁止条例が施行され、
同州のマンスフィールドでも9月から条例運用が始まり、南部ジョージア州の都市アトランタでも
導入が検討されている。
規制論が浮上してきた背景に、下着どころか尻まで露出する過激な腰パンが目につくという
状況がある。デルカンバーの町長は同紙に、「長髪が流行した時代もあったが、腰パンほどの
不作法はないと思う」と嫌悪感を示し、規制推進派住民も「何を着るか法規制はできないが、
どの時点でわいせつとなるかの規制は可能」と正当性を訴える。
腰パンは、米国の刑務所で事故防止のため、囚人たちにサイズの大きな服をベルトなしで
着用させたのが原点ともいわれる。「刑務所帰り」を誇示する貧困層の黒人やヒスパニック
(中南米)の間に広まり、ヒップホップ文化の後押しで世界的な流行の波に乗った。
服飾評論家のピーコさんは「自己主張とマナーの両立を一人一人が考えることが必要だ」との立場だ。
「人間は1人では生きられない。だからこそ、他人を思いやり、その中で個性を発揮することが重要。
規制されるのではなく、自分でバランスを考えないと」
身の丈を知ることが、「本当のかっこよさ」とピーコさんは強調する。ただ、日本人の腰パンに
ついては、「基本的に着崩しではなく土砂崩れ」と辛口だった。(一部略)
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