07/09/19 20:39:48 O
・東京大学名誉教授で解剖学者の養老孟司さんが、「たばこの害や副流煙の危険は証明
されていない」「禁煙運動家はたばこを取り締まる権力欲に中毒している」などと月刊誌の
対談で発言した。これに、日本禁煙学会が激怒。「たばこが害だという根拠が無い、という
根拠を示せ」と2007年9月13日に公開質問状を出した。
掲載されたのは「文芸春秋」07年10月号。タイトルは「変な国・日本の禁煙原理主義」。
養老さんと劇作家の山崎正和さんの対談記事で、なぜ禁煙活動が起こったのか、なぜ健康
至上主義になっていったのか、などが論じられている。2人に共通するのは、禁煙や健康至上
主義に見え隠れするのが「ファシズム」「ナチズム」であること。養老さんは、禁煙運動家は
非常に権力的で、他人に生き方を押し付けて快感を覚えるタイプだ、と痛烈に批判している。
養老さんは、そもそもたばこに害があるなど証明されていないとし、「『肺がんの原因が
たばこである』と医学的に証明されたらノーベル賞ものですよ」
また、「副流煙の危険性は問題外」と言い、「低温で不完全燃焼するたばこから発生するので
有害、というのに科学的根拠は無い」と論じている。
さらに、たばこのパッケージに書かれている「喫煙はあなたにとって心筋梗塞の危険性を
高めます」などの文言を決めた一人が大学の後輩だったそうで、「医者仲間で集まったときに
『根拠は何だ』『因果関係は立証されているのか』と彼を問い詰めたらたじたじでしたよ(笑)」
と語っている。
この記事を見て日本禁煙学会は激怒。07年9月13日に養老さん、山崎さん2人に対し公開
質問状を出した。そこには、肺がんの主な原因が喫煙でない根拠、受動喫煙には害がない
という根拠を示してほしい。また2人はたばこ業界から金銭を得ているかどうか答えてほしい、
などが書かれている。
さらに、山崎さんが対談で、「70歳以上の人にアヘンを解禁したら幸せな老人が増えるかも
しれない」とか、「中学時代に人目を気にしてたばこを吸っていた」などと発言していることから、
中教審の会長としての責任を問題にしている。(>>2-10につづく)
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