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IH調理器の事故急増、注意を呼びかけ
火を使うガスコンロより安全として普及しつつあるIH(電磁誘導加熱)クッキングヒーターで、
誤った使い方などによる火災、発煙などの事故が急増している。
経済産業省系の独立行政法人・製品評価技術基盤機構(NITE)に
メーカーなどから通報があった事故は、2002年度から06年度までの5年間で
計14件だったが、07年度は8月までの5か月だけで、台所の壁がこげるぼやなど10件に達した。
各メーカーは消費者に注意を呼びかける一方、機器の改良を進めている。
NITEによると、原因は調査中のものも多いが、底が平らなIH用鍋でなく、
ヒーターとの間に空間がある鍋では、ヒーター中央部の温度センサー部分に鍋が接触せず、
実際より温度を低く感知するケースがある。この場合、設定温度以上に加熱し、
煙が出たり、てんぷら油などに引火したりする危険があるという。
最終更新:9月19日14時54分 9月19日14時54分配信 読売新聞
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