07/09/19 09:54:16 hNohbsLpO
むかぁし、むかし。
時は中世、マリーアントワネットが国を支配しておった時じゃったぁ。
ある医者の男が道を歩いておると、ヤンヤヤンヤと街人が騒いでおった。
「何ぞ?」と群衆をエイヤーエイヤーと掻き分けて見ると、ボロボロの服を着て、まるで雷に撃たれたかのような髪をした男がギロチンにかけられるところであった。
医者の男は「何ぞ罪を犯した罪人だなも。しかし人の首がはねられるところなぞ見とうないの。」と振り返って帰ろうとした時、医者の男の頭の中で豆電球が付いた。
「はたして人は、首をはねられたらすぐに神の元へ行くのであろうか?もしかしたら動けないだけですぐには死ねないのではなかろうか?」
そう考えた医者の男は、我が家へ一目散に走って帰った。
そして考えた。「人は呼吸をすると酸素が肺に入り、その酸素が体内の血液と一緒に全身を駆け巡る。もちろん脳にも入るわけだが、「首を落とされても脳の中の酸素はしばらく残っているわけだから、やはりしばらくは生きているのではないかのぉ?」
「しかし、それを証明するにもどうすれば良いのか? 首をはねられれば死ぬ。どうすれば良いのか?」
続く