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★9月入学さらに「自由化」 原則廃し大学が独自設定
文部科学省は18日、留学生や帰国子女受け入れに有利な9月入学の導入を促進して大学の
国際競争力を強化するため、4月としている入学時期の原則を撤廃し、各大学の判断で自由に
設定できるようにする方針を決めた。年内にも学校教育法の施行規則を改正する。
政府の教育再生会議報告や「骨太の方針」で、9月入学推進が提言されたのを受けた措置。
現行施行規則は、大学の学年を「4月1日に始まり、3月31日に終わる」のを原則とする一方、
「学年の途中でも学期区分に従い入学、卒業させることができる」として学期の変わり目に
合わせた入学、卒業も可能としている。
文科省は入学時期の自由化をさらに進めるため「学年の始期、終期は学長が定めることとする」
と規則を改正、大学の判断に委ねることで9月入学を促進させる考えだ。
西日本新聞 2007年09月18日23時29分
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★「留学生受け入れやすい」 「春の就職考えると疑問」 大学入学時期自由化 九州は反応分かれる
文部科学省が18日、入学時期を大学の裁量に委ねる方針を明示したことについて、九州の大学
では歓迎の声もあれば「利点があるのか現段階では分からない」といった意見もあり、反応が分か
れた。
既に大学院の一部で秋の入学を実施している九州大は「本格的な導入を検討したい」と好感。
同大学務企画課は「諸外国と同じく入学時期を9月とすれば、アジアからの留学生を受け入れやすく
なる。実現にはさまざまな課題もあるだろうが、国際化は大学の方針でもあり、選択肢の拡大は歓迎」
とする。
これに対して、西南学院大入試課は「帰国子女の入学にはメリットだが(4月入社が主流の)就職の
ことまで考えると、利点と言えるかどうか疑問」。福岡大教務部も「仮に4月、9月ともに入学時期を
設けても、2つのカリキュラムを構成するのは簡単ではない」という。
西日本新聞 2007年09月19日00時20分 ※一部略
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