07/09/17 16:42:04 0
>>1の続き
とはいえ地域再生への特効薬があるわけではない。やはりカギはその地域に自立型の産業を
興せるか否かにかかっている。その地道な努力の一つが建設業の新分野への進出だといえる。
温暖化への関心の高まりを反映し、米のバイオエタノール化と未活用バーク(樹皮)の燃料化や、
自然エネルギーの利用に取り組む企業もある。
こうした動きに国や自治体も支援策を講じている。とりわけ公共事業への依存が強い過疎地を
抱える自治体の反応は速かった。経営多角化へ総合相談窓口を設けたり、建設業が進出する
分野ごとに支援体制を整えている自治体もある。実際に窓口で対応に当たる自治体の担当者は、
建設業者の多くがぶつかる課題として「資金調達の問題」を挙げる。新分野での実績がないだけに
金融機関は慎重にならざるを得ない。
国も中小企業に向けに支援策をそろえてはいる。新事業に必要な資金調達が容易にできる融資
制度の充実や経営体質強化への支援、規制緩和など、さらに実情に即した支援策が必要とされている。
-以上-