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唐突な辞意表明をした安倍首相の後任は、一気に福田康夫元官房長官
の流れに傾きつつあるが、顔面蒼白なのが麻生太郎幹事長だ(66)。
ポスト安倍の大本命とされ、本人もすっかりその気だったのに、いつのまにか
麻生包囲網を固められてしまった。麻生の誤算は何だったのか。
それにしても、すさまじい麻生潰しだ。14日告示、19日投票の短期決戦
で「麻生しかいない」流れをつくろうとした麻生執行部は、13日の両院議員
総会でコテンパンにやられてしまった。麻生潰しの主役を演じたのは、
小泉チルドレンだ。片山さつき、佐藤ゆかり、猪口邦子らが次々にマイクを
握り、拙速な総裁選を批判した。麻生は小泉内閣で政調会長や総務相、
外相を任された。「麻生ばかりが優遇される」と嫉妬されるほどだったが、
今回は手のひらを返すように嫌われた。
「幹事長就任会見で、『自民党をぶっ壊すといって本当にぶっ壊す人が
いた』と小泉批判をしたからです。小泉一派の怒りを買ったところに、
郵政造反組の平沼赳夫元経産相の復党を急いだ。怒った飯島秘書官は
さっそく、チルドレンに平沼復党批判をやらせ、安倍辞意表明後は麻生潰し
に動いたわけです」(自民党議員)
麻生といえば、アルツハイマー発言に代表されるように以前から舌禍癖
があったが、今度も言わずもがなの一言で、チャンスをフイにしたことになる。
「安倍首相が『麻生にだまされた』と語っている」という情報を流された
ことも大きかった。ネタ元は中川秀直前幹事長で、小泉一派だ。そうこう
しているうちに最大派閥の町村派が福田支援で一本化。古賀誠が麻生
と対立している古賀派、思想信条が違う山崎派、谷垣派も福田でまとまり、
麻生は一気に孤立化した。
(中略)
「ひん曲がった口から出たセリフ」と「どうしようもない軽さ」が墓穴を
掘ったわけだ。麻生は今度の総裁選で惨敗すれば、政治生命の危機だ。
まさに天国から地獄である。
ソース(Yahoo!・日刊ゲンダイ) URLリンク(rd.yahoo.co.jp)