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自民党の総裁選挙は本格的な論戦が始まり、福田元官房長官が
「希望と安心のくにづくり」と題する公約をまとめ、与野党の壁を越えて
国民が納得できる年金制度を構築するとしているのに対し、麻生幹事長は
「日本の底力」と題する公約で、弱者に配慮した思いやりの政治を進める
ことを打ち出しています。
安倍総理大臣の後継を選ぶ自民党の総裁選挙は15日、福田元官房
長官と麻生幹事長の2人が立候補して、23日の投開票日に向けて本格的
な論戦が始まりました。福田氏は、党内の9つの派閥のうち麻生派を除く
8つの派閥の支持を得て、国会議員の票では優位に立っており、15日、
「希望と安心のくにづくり」と題する公約をまとめました。この中では、
年金・医療・介護・福祉制度の安心と信頼を確立するとしており、与野党
の壁を越えて国民が納得できる年金制度を構築することや、高齢者の
医療費負担増の凍結の検討、障害者自立支援法の抜本的な見直しを
盛り込んでいます。
これに対し、麻生幹事長は、各都道府県連に配分されている地方票の
獲得に全力をあげるとともに、国会議員の支持の拡大に努めたいとして
います。麻生氏は「日本の底力」と題する公約をまとめ、「改革と同時に、
弱者にも配慮した思いやりの政治を進めていかなければならない」として
います。そして、公的年金の加入記録をめぐる問題の速やかな解決、
地域間格差の是正、地方自治体の財源の拡充などに取り組むことなどを
打ち出しています。
総裁選挙は16日午後、自民党本部で党所属の国会議員らを対象に
立会演説会が開かれるほか、東京・渋谷で街頭演説会も予定されており、
福田・麻生の両氏はこうした政策を訴えることにしています。
ソース(NHKニュース)※ソース元に動画あり
URLリンク(www3.nhk.or.jp)
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