07/09/15 23:37:42 pJfo3KQm0
うちの研究室の教授は典型的なリベラルで
中国からたくさんの留学生を受け入れて
話題が政治のことになると、いつも、
中国や韓国の人を悪く言う資格は日本人には無い
自民党はダメだ、アメリカは傲慢だ、
戦争中日本は悪いことばかりした、自衛隊は廃止すべき、
とか、そんなことばっかし。
俺は表立って教授を批判することは無かったが、
そんな教授を軽蔑していた。
あるとき調査で教授とニューギニアに行った。
そのとき、現地の歴史博物館に行くと、
そこに日本軍の戦死者の遺骨がひどい扱いで置かれていた。
俺は、教授がまた日本軍の悪行の報いだ、
とか何とか言い出すかなと思った。
ところが、教授は遺骨に悪態をつくどころか
手を合わせて一心に祈っていた。
それは儀式的な祈りではなく
心からの自然に出た行動に見えた。
一瞬ハッとして、あわてて俺も手を合わせる。
その後、教授はこのことについて何も語らなかった
教授の自虐歴史観は相変わらずだが、
俺はそのとき以来、教授を軽蔑することは無くなった。