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産経新聞 (2007/09/15 22:07)
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日本兵遺骨が見世物に トラック環礁
世界有数のダイビングポイントとして知られるトラック環礁(ミクロネシア連邦チューク州)で、
日本兵の遺骨が見せ物にされている-。こんな情報を耳にした国際協力機構の職員が
現地に赴き目にしたのは、現地のガイドが沈船の中に眠る遺骨を甲板に並べ、欧米の
ダイバーを案内してチップを得ているという現実であった。
連合艦隊泊地であったトラック環礁は昭和19年2月17、18日の両日にわたってアメリカ軍の
空襲を受け、艦船43隻が沈められた。戦後、日本政府によって遺骨の一部は引き揚げ
られたが、大半は船の中に眠ったままだ。
戦没者慰霊と遺骨収集に関心を持つ国際協力機構の井上達昭さん(41)が休暇を取って
現地に入ったのは8月末。
「私の関心は愛国丸のご遺骨の状態を確認することでした。ガイドに案内されてたどり着いた
愛国丸の上甲板には、船の名前を記したプレートが置かれ、その前にご遺骨が並べられて
いました」
現地で情報を収集すると、ガイドたちがいくつかの沈船に自分だけの遺骨の隠し場所を
つくっていることがわかった。また、ホテルのポスターや沈船観光を手配する旅行会社の
ホームページには、必ずといってよいほど遺骨の写真が使われていた。
「ガイドたちは欧米のダイバーをそこに案内し、多めのチップを得ているそうです。さすがに
日本人とわかるとそこに誘うことはないようですが」
(以降に続く)