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★不動産どうする?小沢代表、保有資産31億円
・平成18年政治資金収支報告書では、安倍晋三首相の辞任表明でいよいよ政権の座が近づいて
きたように見える民主党の小沢一郎代表の富裕ぶりが目立つ。自身の政治団体と関係団体の
保有資産は繰越金と不動産だけで計31億円以上にのぼっている。また、小沢氏は今年6月に
成立した不動産所有を禁止する改正政治資金規正法に基づき、保有不動産を「処分する」と
述べていたが、いつどのように処分するかは未定だという。
◆資産ため込み
報告書によると、小沢氏の側近とされる平野貞夫元参院議員がともに会計責任者を務める改革
国民会議の繰越金は11億8354万円、改革フォーラム21は6億9262万円で、この2団体だけで
計18億7616万円にも上る。
2団体の報告書の会計責任者の氏名には訂正印が押してあり、もとはともに樋高剛氏の名前が
記されていた。樋高氏は元衆院議員で、小沢氏の元秘書でもある。
もともと改革国民会議は小沢氏が党首だった自由党の政治団体、改革フォーラムは小沢氏が
代表幹事を務めた新生党の政治団体だった。自由党は平成15年9月26日の解党当日に、
改革国民会議に13億6816万円を寄付しており、国会で「政党助成金の返還逃れではないか」
(自民党の故松岡利勝元農水相)と追及された経緯もある。
小沢事務所側は「うちの政治団体の資金は合計2億円余り。改革国民会議と改革フォーラム21は
関係はあるが、小沢氏の団体ではない」と説明し、資産のほとんどは不動産だと強調する。
ただ、自民党側は「体裁はともかく実質的に小沢氏の政治団体であることは間違いない。政権
奪取の資金をため込んでいるのか」(国対筋)と注視している。(>>2-10につづく)
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