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★１５歳以上のはしか 終息せず
ことし６年ぶりの大流行となった１５歳以上のはしかは、夏の間も福岡や大阪などを中心に
患者の報告が続いて、完全に終息しておらず、国立感染症研究所は、このままでは来年春に
西日本を中心に再び大流行するおそれがあるとして注意を呼びかけています。
１５歳以上のはしかは、ことし、関東地方を中心に６年ぶりの大流行となり、５月下旬には、
全国４５０の医療機関から報告される１週間当たりの患者数が８２人と、平成１１年に調査を
始めて以来、最も多くなりました。国立感染症研究所によりますと、その後、関東地方からの
報告は大きく減りましたが、西日本を中心に夏の間も患者の報告が続き、今月２日までの
１週間では、福岡県で４人、大阪府で３人の報告がありました。
高校や大学では新学期が始まって、今後、患者が増えるおそれがあるとして、国立感染症
研究所は注意深く監視することにしています。また、秋に流行が終息しなかった場合、翌年の
春に大きな流行が起きることが多いということで、国立感染症研究所の多屋馨子室長は
「このままでは、来年西日本を中心に大流行が繰り返されるおそれがある。はしかにかかって
おらず、ワクチンを接種していない人は、すぐに接種を受けるなど十分注意してほしい」と
話しています。
URLﾘﾝｸ(www3.nhk.or.jp)
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