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北海道新聞 09/14 07:04
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アイヌ文化を世界無形遺産に 道、ユネスコへの推薦を政府に要請へ
道は13日、アイヌ民族の古式舞踊や口承文芸のユーカラなどの文化が国連教育科学
文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されるよう、政府や関係機関にユネスコ
への推薦を求めていくことを決めた。
アイヌ古式舞踊は1984年に国の重要無形民俗文化財に指定されたが、道はユーカラを
含むアイヌ文化全般を後世に伝え、国外にも広く発信すべきだと判断した。今後は
道ウタリ協会やアイヌ文化の伝承者から意向を聞いた上で、文化庁などに働きかける。
ユネスコの無形文化遺産の登録制度は2009年に正式に始まり、ユネスコが01年に
「人類の口承および無形遺産に関する傑作」として認定した世界の約90件が、
そのまま登録される予定。日本からは、政府が推薦した能楽と人形浄瑠璃文楽、
歌舞伎の3件が認定されている。今後は「消滅の危機にある儀式や祭り」なども
登録対象となる見通しで、登録されると国際的な保護措置がとられる。
道ウタリ協会は「アイヌ文化を世界にアピールする、いいきっかけになる」と、道の動きを
歓迎している。