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★安倍首相退陣、九州・山口の自民県連からも反発の声
国会での論戦が始まる直前の安倍首相の退陣表明に、九州・山口の自民党県連幹部らは
驚きを隠せず、「唐突すぎる」と反発する声も漏れた。
安倍首相の地元、山口県では自民党県議らが８月下旬、支援を約束する決議文を
安倍事務所に渡すなど、参院選大敗後もエールを送ってきた。同党県連の長谷川忠男幹事長は
「誠に残念」としたうえで、「最近は顔に苦悩がにじみ出て気の毒に思っていた。
教育改革などの安倍内閣の実績は、後の世で評価されると信じている」と話した。
大分県連の志村学幹事長は、次期衆院選大分１区の候補者選考方法に関する話し合いの
直後に「首相退陣」のニュースを聞いた。「今後の民主党との論戦で、政権担当能力の違いを
見せつける好機だったのに」と残念がった。
「『お坊ちゃん』だ。こんな時に辞めるなんて」。長崎県連の末吉光徳幹事長は憤りをあらわにした。
テロ特措法の延長問題にこだわる姿勢にも首をかしげ、「なぜ参院選で大敗したか分かっていない。
地方は悲鳴を上げているのに」と批判した。福岡県連の新宮松比古会長も「決断は評価するが、
決断の時期は適当ではなかった」と疑問を呈した。
沖縄県連の新垣哲司幹事長は、次期衆院選を念頭に「国民に信頼される新体制の構築が急務。
参院選の二の舞いは避けなければ」と後継総裁の下での立て直しを求めた。
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