07/09/12 11:45:07 iMQmmlN60
小沢の安保の国連中心主義を空論と批判する意見が多数だから、
反論を述べておく。
国連主導の平和維持活動に参加すると言うのは、国連に従うという
意味ではなくて、日本が海外で国際貢献(自衛隊派兵)する大義名分。
自衛隊が紛争地域で治安維持活動にあたったり、場合によっては
戦闘に巻き込まれた場合でも、国連主導の活動であれば、日本の
国権による行為ではないから、憲法9条が禁止する国権の発動による
武力行使にあたらないという理論が成り立つ。
これまでのように、後方支援は武力行使ではないとか、実質的に
戦争状態にある国でも、最前線でなければ戦闘地域ではない、などの
国際常識では通用しないごまかしで、無原則に海外派兵をくり返すよう
では、対外的に憲法9条は全く信用ならない空証文となる。
実質的に、日本に対する国際的な信頼と、日米安保だけに依存しない
日本の安全保障を考えた場合、日本が他国と同レベルの国際貢献を
実践することはもちろん、日本の国防力を実績で世界に示すこと
が不可欠である。
これを憲法9条の制約下で、かつ、他国に疑念をもたれずに実現する、
唯一の方法が国連中心主義である。