07/09/11 23:12:32 0 BE:5487449-PLT(15564)
雲仙市千々石町で六月十七日に実施された住民健康診断で、胸部エックス線撮影を
受診した百十六人のうち九十四人分のフィルムが、健診を受託した県健康事業団（諫早市）
の現像機トラブルで破損したことが十日分かった。同事業団と市側は、受診者らに陳謝、
これまでに九十三人のエックス線を撮り直した。
同日の雲仙市議会一般質問で、町田誠議員が問題を指摘した。同事業団で現像機の
トラブルによるエックス線撮り直しは初めてという。
同市や同事業団によると、千々石町保健センターで四十歳以上の市民を対象とした総合
健診を、同市から委託を受けた同事業団が実施。胸部エックス線は健診車内で撮影した。
六月十八日に諫早市にある同事業団の現像室で、撮影したフィルムが現像機に詰まる
事故が発生。解析したところ、大半のフィルムが傷つくなどし、使えなかったという。
同事業団は二十日朝、市役所を訪れ、事故を報告し、九十四人に対する再健診を申し
出た。市側は厳重に抗議。同事業団と市職員が九十四人全員の自宅を訪れ、わびを
入れるとともに再受診を要請。これまでに九十三人がエックス線再撮影を終え、残る一人
も近く受診する予定という。
同事業団は「あってはならないミスが起き、受診者に会っておわびした。二度とこのような
ことがないよう努めたい」としている。
URLﾘﾝｸ(www.nagasaki-np.co.jp)