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日本イーライリリーは10日、新型の勃起不全(ED)治療薬「シアリス」の国内販売を
発表した。36時間という効果持続時間を武器に、「バイアグラ」など国内で先行する
他社製品を追撃する。世界の3大メーカー商品が出そろい、国内ED治療薬市場における
シェア争いは本格化。高齢化社会を追い風に、「意識が欧米に劣る」とも言われる
日本男性への啓蒙(けいもう)活動も活発化しそうだ。
シアリスは、従来のED治療薬同様、性行為の約1時間前に服用することで、陰茎に血液を
流入させる酵素の分解を抑え、勃起反応を維持・継続する。医師による診察で処方され、
保険は適用されないが「ほかの2製剤と同程度の値段(1錠あたり1500円前後)」
(同社)を想定。今月12日から発売する。
国内では、ファイザーが平成11年に「バイアグラ」を発売、バイエル薬品が16年に
「レビトラ」を投入している。これら先行2製品の効果継続時間が4時間なのに対し、
シアリスは36時間。また、脂っこい食事などでも効果には影響がないため、「焦らず
自然なライフスタイルでの服用が可能になる」と長所を挙げる。
世界のED治療薬市場は、2004年の約25億ドルから、06年には約31億ドル。
この間、先行したバイアグラが6割程度の占有率を握る一方、「レビトラ」に挑む
「シアリス」が22%から33%にシェアを伸ばした。医師が症状ごとの取り扱い薬剤数を
2剤程度に抑える傾向もあり、「2位争いは死活問題」(業界関係者)だ。
このため、イーライリリーは、シアリスの発売を契機に、一般の開業医市場への参入も表明。
現在の国内製薬会社売上高26位を、平成27年までに15位に引き上げる計画だ。
(後略)
*+*+ Sankei Web 2007/09/10[21:33] +*+*
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