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兵庫県西宮市の兵庫医科大病院で3月、四つ子の赤ちゃんが誕生した。いずれ
も仮死状態で、中でも女の子は脳出血で危険な状態に陥ったが、病院側は新生
児集中治療室(NICU)を四つ子専用として出産に備え、治療を尽くして危
機を救った。この間、3か月余り、同病院のNICUに代わって、県内5病院
が切迫早産などの妊婦を受け入れる支援体制を敷いたという。妊婦の病院搬送
拒否が問題化する中、医療機関が連携して守った幼い命。元気に育つわが子を
抱きながら、母親は「各地で病院の連携を進め、すべての妊婦が安心できる体
制を作ってほしい」と願う。
西宮市在住の角実千代さん(34)と、夫の定男さん(44)の間に生まれた
真幸(なおと)ちゃん、竜幸(りくと)ちゃん、幸空(みらい)ちゃん、祐幸
(ゆうと)ちゃん。
実千代さんは6年前に長女(5)を出産したが、その後子宝に恵まれず、別の
病院で不妊治療を受け2006年秋、四つ子を身ごもった。多胎児のため、出
産時などに高度医療を施す「地域周産期母子医療センター」でもある兵庫医科
大病院を紹介された。
同病院は万全を期すため当時6床のNICUを四つ子専用として出産に備える
ことを決定。高度医療が必要な妊婦らから入院や診察などの求めがあった場合
の受け入れについて、近隣病院に協力を要請した。
(続く)
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