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●姫井由美子の参院当選の背景 と スキャンダル後の地元岡山の反応
そもそも岡山は保守王国の土壌です。
それは橋本龍太郎の地元選挙区でもあるし、自民支持の、岡山財界や
地元医師会/看護協会/歯科医師会が、大きな影響力をもたらしているから
でもあります。
加えて、先頃の戦後レジームからの脱却や反中韓志向の全国的流れもあり、
片山虎之助は、この参院選には並々ならぬ余裕を持って臨んでいたと思います。
一方、姫井由美子は、白くクリーンなスーツに身を包み、
男好きする笑顔と岡山女性らしい芯の強さをもって、年金問題や格差社会を
語ることで、田舎の爺婆を引きつけていきました。
また、彼女は元青年会議所・常任理事です。それまで自民支持だった３０代
４０代の自営業２世たちのほとんどは、姫井支持へ動いたと思います。
また、虎之助は小泉政権のとき、郵政民営化法案に賛成したことで、
アイツだけは絶対に当選させたくないという郵便局関係者の、
怨念じみた批判票が、姫井候補へ流れていったようです。
こうして、イデオロギーに関係なく、姫井支持票が集まり始め、
地元の空気を読み切れなかった虎之助が、苦汁を飲む結果となりました。
しかしながら、今回の騒動のお陰で、
不道徳なスキャンダルを嫌う田舎の純朴な爺婆は、姫井ゆみ子の名を聞けば、
「ええ顔ばっかりしょーて、ホンマに胸くそが悪りぃわ。もしあたしらの
身内じゃったら恥ずかしゅーて、よう表（おもて）歩けんわ、旦那さんも
子供も恥ずかしーじゃろになぁ」と吐き捨てるように嫌い始めています。