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ヒツジやヤギなどの家畜では、生殖器官の異常や流産を引き起こすこともあるブルセラ菌の仲間に、
北西太平洋のミンククジラの約20%が感染しており、感染個体の35%に精巣などの病変が見られることが、
海洋研究開発機構(神奈川県)などの8日までの調査で分かった。盛岡市での日本野生動物医学会で同日、発表した。
同機構の大石和恵・特任研究員(比較免疫学)らが、日本鯨類研究所が1994-2004年に調査捕鯨で
捕獲したミンククジラ938頭の血液標本で、感染の有無を示す抗体陽性率を調べたところ、最低で
94年の10%、最高で2000年の38%だった。
また、2000年の調査で捕獲した個体の35%の精巣や子宮に肉芽腫などの病変が確認された。
鯨で確認されたのは、アザラシやイルカなどの海生哺乳類で感染が確認されている種類のブルセラ菌。
鯨の繁殖活動への影響はよく分からないという。
2007/09/08 10:24 【共同通信】
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