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★０５年衆院選投票の１０６人 『参院選も自民』４割
本紙は九日、「政治ネットモニター」を対象にした意識調査結果をまとめた。
郵政民営化の是非が争点となった二〇〇五年衆院選で自民党に投票したモニターのうち、
先の参院選でも自民党に投票したのは約四割にすぎないなど、「自民離れ」が劇的に
進んだ実態が明らかになった。
〇五年衆院選比例代表でどの政党に投票したか聞いたところ、自民党に投票したと
回答したモニターは百六人。このうち、先の参院選比例代表でも自民党に投票したのは
四十四人だけだった。残りのモニターは、同数の四十四人が民主党に投票するなど、
大半が野党に投票した。
〇五年衆院選は小泉純一郎前首相が仕掛け、自民党に強い風が吹いた選挙だったため
単純に比較はできないが、半数もつなぎ留められなかった事実は安倍政権にとって深刻だ。
今、衆院選があったらどの政党の候補者に投票するかという問いには、
二百一人（５３・７％）が民主党と回答。自民党の四十六人（１２・３％）と大差をつけた。
これを見る限り、安倍晋三首相が今、衆院解散・総選挙に打って出れば惨敗する可能性が高い。
与野党の勢力が逆転した参院選の結果については「非常に良かった」「まあまあ良かった」との
好意的な評価が計三百十七人（８４・８％）。「あまり良くない」「非常に良くない」の
計四十一人（１１・０％）を大幅に上回った。自民党支持層で見ても四割超が好意的に
受けとめていた。
首相の続投については「衆院解散・総選挙であらためて国民の信を問うべきだ」との
回答が４６・５％と最多。「ただちに退陣すべきだ」も３２・１％と多く、「続投して良かった」は
１５・５％だった。（中略）
内閣支持率は、「支持する」「どちらかというと支持する」が計１７・１％と、
調査開始以来初めて二割を割り込んだ。「どちらかというと支持しない」「支持しない」は
計８２・９％に及んだ。（以下略）
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