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ゲイ・バイセクシュアル男性、14%が自殺未遂経験
2007年09月08日
ゲイ(同性愛の男性)とバイセクシュアル(両性を愛する)の男性の約半数が学校でいじめに遭い、
3人に2人は自殺を考え、14%は自殺未遂の経験がある―。京都大大学院医学研究科の
日高庸晴客員研究員らが実施し、約6千人が回答した大規模な調査で、こんな結果が出た。
調査は、国の補助を受け05年8~11月にインターネットを通じて実施。ゲイのサイトや
雑誌で参加を呼びかけ、男性と性経験があるという6千人以上から回答があり、「冷やかし」や
重複を除いた5731人を有効回答とした。8割が20~30代で、ゲイが68%、
バイセクシュアルが26%、ほかは「わからない」などだった。
学校で「ホモ」「おかま」といった言葉を浴びた人は55%、言葉以外のいじめを受けた人は
45%いた。心の健康状態を医学的な質問を通じて測ったところ、若い世代ほど抑うつ度が高く、
自尊感情が低かった。
エイズウイルス(HIV)感染について、男女間の問題だと学校で教わった人が47%だったのに対し、
男性間の問題と教わった人は11%。最近の国内の感染者の約6割は男性同士の性的接触によるとされ、
学校で正確な教育を受けていない状況も浮かんだ。
日高研究員は「強い偏見を受けて自分を肯定できず、自暴自棄的な感情を持つことが、コンドームを
つけるなどのHIV感染予防を消極的にさせる面がある」と指摘。性的指向の違いを否定的にとらえない
指導や、教師らへの教育、教材の見直しなどの対策を訴えている。調査結果はホームページで8月から
公表中。
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