07/09/08 14:31:30 0
・7日に関東を直撃した台風9号の影響で、神奈川県と東京都の境を流れる多摩川が増水し、
河川敷で生活している路上生活者を直撃した。特に小屋が密集している大田区の河川敷では
腰の上まで来る洪水となり、多くの小屋が流され、小屋ごと流される人もいた。
国交省京浜河川事務所によると6月30日現在で、多摩川沿いに住む路上生活者は908人。
その3割の約270人がこの地域に住んでいた。
六郷橋近く、多摩川から80メートルほど離れた河川敷に住んでいた路上生活者のAさん
(55)は、1年間同居している名前のない雄ネコに助けられた。6日夜に小屋に帰宅すると
「ネコが不安そうで離れようとしない。おかしいなあと思った」という。午前3時すぎ、騒ぐネコに
起こされた。「普段は土手から川の方向に流れる雨水が川から逆流して、魚が跳ねてた。
こりゃまずい、と思った」。
午前4時すぎ、避難しようと思ったが、ネコが怖がって避難できない。衣装ケースの上に服を
積み上げてネコを残し、橋の上に避難した。水が引いた7日午後3時ごろ、小屋のあった場所に
戻ると、小屋は10メートル下流の雑木林にひっかかっていた。外壁には胸のあたりまで水に
浸かった跡があったが「ドアを開けたら、ネコが飛び出してきた」という。Aさんは「ネコが
助かってよかった」と胸をなで下ろしていた
鉄パイプを地面に打ち込んだ高床式の小屋もあり、建材をしっかり組んだ本格的な住居もある。
発電機、テレビ、BSアンテナはもちろん、地上デジタル対応のテレビを持っている路上生活者も
おり「被害額が10万円以上の人もいるんじゃないか」と話す路上生活者もいた。河川敷に
捨てられた犬、猫と同居する人も多い。
Bさん(47)によると、仕事場の市街地にも近く、公園の水道やトイレもあることも、この河川敷に
路上生活者が密集する一因だという。50代のCさんは「好きこのんでここに住む人はいない。
洪水は怖いが、引っ越すにも、もう暮らせそうなところは先客で埋まっている。ここでやり直す
しかない」と話した。(一部略)
URLリンク(www.nikkansports.com)
※画像:URLリンク(may.2chan.net)