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・子どもや若者に人気が高いサンダルが、エスカレーターで巻き込まれる事故が今年5月以降、
独立行政法人・製品評価技術基盤機構(NITE)に計40件報告されていることが分かった。
材質が軟らかいことが原因とみられ、指先の骨が折れる重傷を負った子どももいた。
NITEによると、都県別の事故報告数は神奈川が最多の12件で、次いで東京9件、愛知6件、
福岡4件、兵庫3件。宮城、群馬、静岡、石川、三重、広島が各1件。サンダルを履いていたのは
ほとんどが子どもで、成人も2人いた。
問題のサンダルは、米国の靴メーカー「クロックス」の製品と、その類似商品。
エスカレーターの段差が縮小したり、足を乗せている部分が巻き込まれたりする際に、サンダルの
つま先や、かかとの部分が巻き込まれる。東京都では8月28日、5歳の女児が足の中指を骨折、
指3本のつめがはがれるけがを負うなど、けがの報告も数件あった。
海外ブランド品を扱う店が多く、若い世代の客が多い横浜市中区の大型商業施設「横浜ワールド
ポーターズ」では6~8月、4件の事故が起きた。うち2件はクロックスのサンダルだった。
切断されて使えなくなったサンダルもあったという。この施設では、エスカレーター周辺に看板を
置き、注意を呼びかけている。
同省は事故原因を調査中だが、「他のサンダルに比べて材質が軟らかいなどの原因が考えられる」
としている。
クロックス製サンダルを国内で販売している「クロックス エイジア」は「事故が発生している事実は
認識しており、非常に重く受け止めている。対策の検討を進めている」としている。ただ事故原因に
ついては「すべての事故で、お子様がエスカレーターの黄色線上に立ち入っており、正しい乗り方が
されていない」と指摘した。
同省製品安全課は「エスカレーターでのサンダルの事故は珍しくないが、今回は多すぎる。調査を
進めた上で、製品の改善を求める可能性もある」としている。(一部略)
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※サンダル画像:URLリンク(www.asahi.com)
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