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父親殺害で男に懲役12年 宇都宮地裁
矢板市の自宅で父親を殺害したとして、殺人罪に問われた無職大谷和之被告(36)に対し、
宇都宮地裁の池本寿美子裁判長は6日、「引きこもっていた息子を心配していた父を殺害した
身勝手な犯行」として懲役12年（求刑懲役15年）の判決を言い渡した。
弁護側は「心神喪失または心神耗弱の状態だった」として無罪を主張したが、池本裁判長は
判決理由で「人格障害はあったが、責任能力を有していた」と退けた。
判決などによると、大谷被告は2006年5月20日、自宅で父親の洋さん＝当時(63)＝の頭を
金属バットで殴り、さらに包丁で胸や背中を刺して殺害した。
大谷被告は当時、引きこもりがちで、弟の部屋に勝手に入ったことを洋さんからしかられ、
口論になった。
下野新聞
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