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・NHKは、5月10日、バイトがウィキペディアに書き込んでいたことなどを情報公開ホームページで
明らかにしていた。広報部の説明によると、06年7月、視聴者からの指摘を受け、NHKが
調査したところ、短期雇用アルバイトが職場のパソコンを私的に使って書き込みをしていたことが
判明した。取材に対し、「ネットの私的利用は、職員・短期雇用のアルバイトを問わず
禁止しています」と話す。
ところが、書き込みが発覚した06年7月以降も、内部からの編集、書き込みが繰り返されていた。
この事実は、「WikiScanner」の日本語版で、NHKのIPアドレスを検索すると分かる。
例えば、タレント「つるの剛士」の項目では、6月4日、深夜ラジオ番組の出演について、「この
深夜番組でシモネタを連発しウルトラマンダイナでのヒーローイメージを完全に壊す。この
時期あたりから『俳優』というより『バラエティー』傾向になったと思われる」などと挿入されていた。
明らかに、業務上とは思えない書き込みであり、いまだにルールが守られていない状況だ
これに対し、NHK広報部では、「ルールに違反して書き込みをしていたとしたら遺憾です。
今後もルールを順守するよう徹底して行きます」と述べるにとどまった。
それでは、業務上の書き込みはOKなのだろうか?実際、業務上とされてもおかしくない修正、
書き込みが行われている。例えば、「NHKハートプロジェクト」の項目では、5月2日、NHKの内部
からの書き込みで、「放送を中止に展開する重点テーマのキャンペーン展開を中心に据えながら、
様々な福祉番組・福祉イベントを効果的に実施し、高齢者や障害者の福祉分野のNHKの取組みを
行っている」といった内容などが付け加えられている。
これに対し、NHKでは、「業務上、外部のホームページへの書き込みが必要な場合でも、上司の
了解が必要」(広報部)と説明するだけで、ウィキペディア修正が業務になるかについては明言を避けた。
NHK内部からのアクセスでは、このほか、「澪つくし」「芋たこなんきん」といった朝の連続
テレビ小説から、「宇宙戦艦ヤマト」「長野県方言」などNHKとは直接関係がない項目まで、
幅広く修正が行われている。(抜粋)
URLリンク(www.j-cast.com)